麺家 あくた川 (ラーメン:今出川) 美味い「家系」だが、左近・右近には敵わぬか
どうも、劉向子政です。
憂いを同じうする者は相親し。
行きたいという想いは募れども、
宿題として残り続けていた京都御所。
ようやく願い叶って、御所参内。
紫宸殿などを間近に見て、歴史に想いを馳せる。
楽しい時間だ。
参内を終え、烏丸通を北上、同志社銀座というべき、
キャンパス密集地にある「麺家 あくた川」へ向かう。
到着時、並びはなかったが店内は同大生で満席。
ご飯お代わり自由方式なので、大半がお代わりを頼むため、
回転が悪く、久しぶりにラーメン屋で30分ほど並ぶことになった。
注文したのは、チャーシューメン並(850円)。
スープや海苔で分かるかも知れないが、所謂「家系」で、
店主は東京の「武蔵家」という店で修業したらしい。
関西も大雑把に「家系」とまとめられているラーメンは増えたが、
東より進出してきた質の低い資本系(魂心家、町田商店等)を含め、
美味いと思える店が他カテゴリに比べて圧倒的に少なく、
店舗数増に反比例するかのように、私の「家系」への情熱は急速に冷めた。
初訪問なので、麺の固さ、味の濃さ、鶏油の量をすべて普通でオーダー。
丁寧に仕込んでいるだろうと推測されるスープは口当たり滑らかで、
豚骨の旨味・コク味の足腰がしっかりしており、
その後に特有の濃いタレ味がガツンと来る。
豚骨醤油のスープをベースに、とにかく味濃くして、とにかくオイリーにする。
魂心や町田のスープに象徴される、安易なインパクト訴求系とは明らかに別物で、
きちんと美味いと思える「家系」スープ。
麺は、これまた「家系」御用達の酒井製麺の中太ストレート。
美味い一杯であるとは思うのだが、関西の「家系」で美味いと強く感じた2店舗、
大阪・千林大宮の「そらの星」と京都・北野白梅町の「紫蔵」と比較すると、
旨味・コク味とも、もう一段の深みが足りない。
魂心や町田などよりは遥かに深いのだが、「左近桜・右近橘」と並び称したい、
2店と比べてしまうと、若干ペラいように感じてしまう。
チャーシューは、さらに及んでいないと感じた。
左近桜・右近橘とも厚く切った、口の中でスープで混じって解けていく、
心地よいホロホロ系チャーシューであった。
こちらはレアチャーシューに寄せたしっとり系。
この類のスープには、やはりホロホロ系であって欲しい。
左近桜・右近橘と同等以上の「関西家系」と感じることは出来なかったが、
接客も丁寧で、常連優遇制度もあり、同大生に支持され流行り続ける店であることは間違いないだろう。
【訪問時期:2018年10月後半】
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憂いを同じうする者は相親し。

行きたいという想いは募れども、
宿題として残り続けていた京都御所。
ようやく願い叶って、御所参内。
紫宸殿などを間近に見て、歴史に想いを馳せる。
楽しい時間だ。

参内を終え、烏丸通を北上、同志社銀座というべき、
キャンパス密集地にある「麺家 あくた川」へ向かう。
到着時、並びはなかったが店内は同大生で満席。
ご飯お代わり自由方式なので、大半がお代わりを頼むため、
回転が悪く、久しぶりにラーメン屋で30分ほど並ぶことになった。

注文したのは、チャーシューメン並(850円)。
スープや海苔で分かるかも知れないが、所謂「家系」で、
店主は東京の「武蔵家」という店で修業したらしい。
関西も大雑把に「家系」とまとめられているラーメンは増えたが、
東より進出してきた質の低い資本系(魂心家、町田商店等)を含め、
美味いと思える店が他カテゴリに比べて圧倒的に少なく、
店舗数増に反比例するかのように、私の「家系」への情熱は急速に冷めた。

初訪問なので、麺の固さ、味の濃さ、鶏油の量をすべて普通でオーダー。
丁寧に仕込んでいるだろうと推測されるスープは口当たり滑らかで、
豚骨の旨味・コク味の足腰がしっかりしており、
その後に特有の濃いタレ味がガツンと来る。
豚骨醤油のスープをベースに、とにかく味濃くして、とにかくオイリーにする。
魂心や町田のスープに象徴される、安易なインパクト訴求系とは明らかに別物で、
きちんと美味いと思える「家系」スープ。

麺は、これまた「家系」御用達の酒井製麺の中太ストレート。
美味い一杯であるとは思うのだが、関西の「家系」で美味いと強く感じた2店舗、
大阪・千林大宮の「そらの星」と京都・北野白梅町の「紫蔵」と比較すると、
旨味・コク味とも、もう一段の深みが足りない。
魂心や町田などよりは遥かに深いのだが、「左近桜・右近橘」と並び称したい、
2店と比べてしまうと、若干ペラいように感じてしまう。

チャーシューは、さらに及んでいないと感じた。
左近桜・右近橘とも厚く切った、口の中でスープで混じって解けていく、
心地よいホロホロ系チャーシューであった。
こちらはレアチャーシューに寄せたしっとり系。
この類のスープには、やはりホロホロ系であって欲しい。
左近桜・右近橘と同等以上の「関西家系」と感じることは出来なかったが、
接客も丁寧で、常連優遇制度もあり、同大生に支持され流行り続ける店であることは間違いないだろう。
【訪問時期:2018年10月後半】
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