麺や 福はら @その2 (ラーメン:今里) 閉店間際で、かくもキレイな美味さのスープに
どうも、カール・ヒルティです。
多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じく疲労させる。
地鶏焼肉を堪能した後、身体がどうしても締めを求める。
ラーメンを喰いたいと訴えてくる。
今里なら、あの店があるが、どうせ無理だろう。
ダメ元で訪れてみると並びは3人、出ようとしている客も居る。
少々大げさだが、諦めない心って大切だ。
だが、スタッフが出てきて「スープの残量を確認しますので、
食券をお買いになるのは少々お待ちください」と告げる。
しばらくすると「醤油2・塩2」の残数が提示された。
我々2人は共に醤油の予定だったので、この日最後の2杯だ。
注文は、チャーシュー芳醇鶏そば。
以前は1,080円だったが、少々値上げして1,200円。
カドヤ食堂の1,900円に比べれば安いものの、
ラーメン1杯の値段としては高額だ。
されど、シンプルかつ強い美意識を感じるルックスと、
立ち上る香りが食べる前から「美味いぞ」と語りかけてくる。
「芳醇」とは香り高く、味が良いことを表わす言葉。
まさに芳醇、芳醇としか言いようがない。
鶏の旨味を精製して凝縮させたような味わい。
旨味が濃いのだが、雑味など余計なものを徹底的に削ぎ落とし、
キレイな旨味だけを集めたように思えるスープがとにかく美味い。
そして、醤油の芳しい香りも素晴らしい。
醤油ダレもキリッと効いているが、尖らせず、味の丸みは保ち続ける。
塩を食べた時は、いささか鶏油が多いと感じたが、
醤油はそれをも包み込むため、ベストバランス。
飲み進めるごとに広がる旨味の世界がたまらない。
麺はエッジ鋭く、パツッと歯切れ良く、サクサクとした食感。
少々「粉感」を感じるというか、チープな感じがどこかにある。
それがまた計算だろうなと思うほど、スープとの相性が良い。
我々2人のラーメンを作るために寸胴の底までスープをかっさらっていたので、
煮詰まったスープのネガティブな要素を懸念したが、
まったくそんなことはなく、キレイな味を保ち続けている。
鶏チャーシューは、しっとりと仕上げており、薄味。
塩の時は「まあまあ」としか思えなかったが、
醤油のスープと絡まると俄然美味くなる。
豚のレアチャーシューは、変わらず美味い。
レアチャ独特の赤身グニャリ、脂身ネチョリのネガティブ要素は微塵も無く、
厚めに切られたチャーシューを噛み締めると豚肉の旨味をただただ堪能できる。
いやあ、美味え。
【訪問時期:2018年8月前半】
※この後、味が変わったと常連のNさんより聞き、
再訪する気持ちが大きく萎えてしまった・・・。
--------------------------------------------------
食べ歩きランキング

【過去記事】
その1 ・・・ たしかな技術を感じる東京超人気店出身の一杯
多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じく疲労させる。
地鶏焼肉を堪能した後、身体がどうしても締めを求める。
ラーメンを喰いたいと訴えてくる。
今里なら、あの店があるが、どうせ無理だろう。

ダメ元で訪れてみると並びは3人、出ようとしている客も居る。
少々大げさだが、諦めない心って大切だ。
だが、スタッフが出てきて「スープの残量を確認しますので、
食券をお買いになるのは少々お待ちください」と告げる。
しばらくすると「醤油2・塩2」の残数が提示された。
我々2人は共に醤油の予定だったので、この日最後の2杯だ。

注文は、チャーシュー芳醇鶏そば。
以前は1,080円だったが、少々値上げして1,200円。
カドヤ食堂の1,900円に比べれば安いものの、
ラーメン1杯の値段としては高額だ。
されど、シンプルかつ強い美意識を感じるルックスと、
立ち上る香りが食べる前から「美味いぞ」と語りかけてくる。

「芳醇」とは香り高く、味が良いことを表わす言葉。
まさに芳醇、芳醇としか言いようがない。
鶏の旨味を精製して凝縮させたような味わい。
旨味が濃いのだが、雑味など余計なものを徹底的に削ぎ落とし、
キレイな旨味だけを集めたように思えるスープがとにかく美味い。
そして、醤油の芳しい香りも素晴らしい。
醤油ダレもキリッと効いているが、尖らせず、味の丸みは保ち続ける。
塩を食べた時は、いささか鶏油が多いと感じたが、
醤油はそれをも包み込むため、ベストバランス。
飲み進めるごとに広がる旨味の世界がたまらない。

麺はエッジ鋭く、パツッと歯切れ良く、サクサクとした食感。
少々「粉感」を感じるというか、チープな感じがどこかにある。
それがまた計算だろうなと思うほど、スープとの相性が良い。
我々2人のラーメンを作るために寸胴の底までスープをかっさらっていたので、
煮詰まったスープのネガティブな要素を懸念したが、
まったくそんなことはなく、キレイな味を保ち続けている。

鶏チャーシューは、しっとりと仕上げており、薄味。
塩の時は「まあまあ」としか思えなかったが、
醤油のスープと絡まると俄然美味くなる。

豚のレアチャーシューは、変わらず美味い。
レアチャ独特の赤身グニャリ、脂身ネチョリのネガティブ要素は微塵も無く、
厚めに切られたチャーシューを噛み締めると豚肉の旨味をただただ堪能できる。
いやあ、美味え。
【訪問時期:2018年8月前半】
※この後、味が変わったと常連のNさんより聞き、
再訪する気持ちが大きく萎えてしまった・・・。
--------------------------------------------------
↓ブログランキングバナー、よければポチッと押してください↓

食べ歩きランキング

【過去記事】
その1 ・・・ たしかな技術を感じる東京超人気店出身の一杯
関連ランキング:ラーメン | 今里駅(近鉄)、小路駅(大阪メトロ)、新深江駅
スポンサーサイト