鮨 一二郎 @その5 (鮨:泉大津) 阿吽の呼吸
どうも、ウィリアム・シェイクスピアです。
愚か者は自分を賢者と思うが、賢者は自分が愚かであることを知っている。
久しぶりの一二郎。
南海本線泉大津駅から結構な距離を歩く。
行きはワクワクするから近く、帰りは遠く感じる距離。
古い住宅街を抜けると、忽然と現れる白壁。
看板は足元の小さいものだけなので、知らなければ不思議な店だろう。
まあ泉大津で、この店を知らぬ人はもう居ないのかもしれないが。
突き出しは、海老芋と煮アサリ。
海老芋の炊き加減が実に良く、山椒の効いたアサリも美味い。
鮨を握る兄・誠一郎、料理を采配する弟・泰二郎。
笑顔を絶やさない一郎二郎の兄弟が紡ぎだす「一二郎」の世界を今宵も楽しもう。
ふぐは南淡路でブランド化を進めている「淡路島3年とらふぐ」。
時間をかけてイカナゴなどの上質の天然餌を与え、しっかり泳がせる。
鳴門海峡の厳しい海流に揉まれるので、鯛などと同様、大きくても身が締まる。
弾力と旨味に満ちた身で、こいつを巻く。
ふぐ皮に、浅葱、レタスをポン酢で和えてある。
このふぐ皮が抜群に美味い。
鰹と鯵。
この鰹が恐ろしく美味い。
皮目を炙った香ばしさに、戻りだけにもちろん脂もたっぷり乗る。
その香りと脂の甘みに負けぬ、キレイでかつ力強い旨味。
いやはや、美味い。
アンキモに奈良漬を乗せてある。
クセなど微塵も感じさせない、キレイなコク味に満ちたアンキモも美味いが、
奈良漬とこんなに合うとは意外だった。
一二郎流の蒸し鮑。
奥は酢飯に、肝をまぶしてある。
鱈白子に、トリュフのスライスをたっぷり。
贅沢な皿だが、驚きだけでなく、相性が抜群で、
きっちりと美味い。
蛤の椀。
濃い旨味に満ちた出汁も美味いが、
大きくて柔らかい蛤も抜群に美味い。
写りが悪いが、何だっけ・・・。
握りは、真鯛から。
しみじみ、鯛の握りは美味いと思う。
マグロ・コハダが江戸の横綱なら、関西は鯛が握りの横綱か。
イクラの小丼。
何だったか?
平目かな・・・。
ヅケは湯霜にする古典技法。
きめ細かな身質に、程よい漬け込み具合。
美味い。
中トロ。
クエ。
大型魚らしい脂と、プリプリの身質。
美味い。
鯖の塩梅が素晴らしい。
脂がサラリと溶け、塩酢で整えられた旨味。
絶品だ。
餡かけ、蓮根の下は何だったかな。
コハダ。
ハリイカ。
鮭の粕漬けだったか・・・。
足赤海老。
ミシッと詰まった身に、濃厚な甘みと旨味。
香りも強く、実に美味い。
蝦蛄。
関東のみならず、地元・泉州でも水揚げが激減。
お江戸でも多くの鮨屋が北海道産を握る。
北海道の大きな蝦蛄も美味いが、どうしても大味気味。
この蝦蛄は、岡山産。
小ぶりだが、しっとりした身質であり、
蟹に似た風味がとても濃厚。
ああ、美味い。
泉州(岡田浦だったか)産の赤貝。
姿形が美しく、厚みも十分。
芳醇な磯の香りに、噛むごとに湧き出る旨味。
いやあ、美味い。
海胆の手巻。
海胆たっぷり、パリパリ海苔。
穴子。
玉子。
安納芋と柿のデザート。
客を見て、丁度の頃合で料理、鮨が出てくる。
一郎・二郎の阿吽の呼吸を今宵も堪能。
【訪問時期:2017年11月後半】
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愚か者は自分を賢者と思うが、賢者は自分が愚かであることを知っている。

久しぶりの一二郎。
南海本線泉大津駅から結構な距離を歩く。
行きはワクワクするから近く、帰りは遠く感じる距離。

古い住宅街を抜けると、忽然と現れる白壁。
看板は足元の小さいものだけなので、知らなければ不思議な店だろう。
まあ泉大津で、この店を知らぬ人はもう居ないのかもしれないが。

突き出しは、海老芋と煮アサリ。
海老芋の炊き加減が実に良く、山椒の効いたアサリも美味い。
鮨を握る兄・誠一郎、料理を采配する弟・泰二郎。
笑顔を絶やさない一郎二郎の兄弟が紡ぎだす「一二郎」の世界を今宵も楽しもう。

ふぐは南淡路でブランド化を進めている「淡路島3年とらふぐ」。
時間をかけてイカナゴなどの上質の天然餌を与え、しっかり泳がせる。
鳴門海峡の厳しい海流に揉まれるので、鯛などと同様、大きくても身が締まる。

弾力と旨味に満ちた身で、こいつを巻く。
ふぐ皮に、浅葱、レタスをポン酢で和えてある。
このふぐ皮が抜群に美味い。

鰹と鯵。

この鰹が恐ろしく美味い。
皮目を炙った香ばしさに、戻りだけにもちろん脂もたっぷり乗る。
その香りと脂の甘みに負けぬ、キレイでかつ力強い旨味。
いやはや、美味い。

アンキモに奈良漬を乗せてある。
クセなど微塵も感じさせない、キレイなコク味に満ちたアンキモも美味いが、
奈良漬とこんなに合うとは意外だった。

一二郎流の蒸し鮑。
奥は酢飯に、肝をまぶしてある。

鱈白子に、トリュフのスライスをたっぷり。
贅沢な皿だが、驚きだけでなく、相性が抜群で、
きっちりと美味い。

蛤の椀。
濃い旨味に満ちた出汁も美味いが、
大きくて柔らかい蛤も抜群に美味い。

写りが悪いが、何だっけ・・・。

握りは、真鯛から。
しみじみ、鯛の握りは美味いと思う。
マグロ・コハダが江戸の横綱なら、関西は鯛が握りの横綱か。

イクラの小丼。

何だったか?
平目かな・・・。

ヅケは湯霜にする古典技法。
きめ細かな身質に、程よい漬け込み具合。
美味い。

中トロ。

クエ。
大型魚らしい脂と、プリプリの身質。
美味い。

鯖の塩梅が素晴らしい。
脂がサラリと溶け、塩酢で整えられた旨味。
絶品だ。

餡かけ、蓮根の下は何だったかな。

コハダ。

ハリイカ。

鮭の粕漬けだったか・・・。

足赤海老。
ミシッと詰まった身に、濃厚な甘みと旨味。
香りも強く、実に美味い。

蝦蛄。
関東のみならず、地元・泉州でも水揚げが激減。
お江戸でも多くの鮨屋が北海道産を握る。
北海道の大きな蝦蛄も美味いが、どうしても大味気味。
この蝦蛄は、岡山産。
小ぶりだが、しっとりした身質であり、
蟹に似た風味がとても濃厚。
ああ、美味い。

泉州(岡田浦だったか)産の赤貝。
姿形が美しく、厚みも十分。
芳醇な磯の香りに、噛むごとに湧き出る旨味。
いやあ、美味い。

海胆の手巻。
海胆たっぷり、パリパリ海苔。

穴子。

玉子。

安納芋と柿のデザート。
客を見て、丁度の頃合で料理、鮨が出てくる。
一郎・二郎の阿吽の呼吸を今宵も堪能。
【訪問時期:2017年11月後半】
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【過去記事】
その1 ・・・ 夢の揺り篭
その2 ・・・ 送別の宴
その3 ・・・ 居心地
その4 ・・・ 久しぶりの兄弟船
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