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鮨 一二郎 (鮨:泉大津) 夢の揺り篭

どうも、ヴォルテールことフランソワ・マリー=アルエです。
勤勉は、退屈、不品行、貧窮の三悪を寄せ付けず。

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南海本線・泉大津駅から徒歩10分といったところ。
郊外の住宅街に、突然現れる白壁。

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看板はなく、屋号の表示はこのちっちゃいのw

鮨 一二郎。
泉大津に店を構えて20年、泉州随一の鮨屋として名高い店だ。

実は、ここの大将はこの店に縁がある。
大将と、我が鮨道の師匠・Iさんと3人で訪問した。

d-IMG_6399.jpg 
相変わらず、ホワイトバランスが上手く調整できない・・・。

突き出しは、長芋豆腐。
泉州地蛸の味が良く、酢と茗荷でさっぱりと爽やか。

少し前に改装した店内、真新しい白木の香りが良い。
タネケースもなくなり、親方の手元が丸見えのスタイルになっている。

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「呑む前に、まずシャリをお腹に入れてください」と親方が微笑む。

酢飯をまずお腹に入れる。
結構、合理的だと思う。
ウチの酢飯はこんな味、という挨拶でもあり、酔い止めにもなるかなw

とても風味の強い生鯵。
最近は、軽く締めたのを食すことが多かったが、鮮度抜群の生もやはり美味い。

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スズキと甘海老。

むっちりした甘海老は、名に違わぬ濃密な甘味。

スズキはクセがなく、サラリとした旨味のみが駆け抜ける。
海の汚れを吸収しやすい難しい魚だが、クセがないと改めて美味い白身魚だと実感。

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「アサリのあっさりです(笑)」。
奥の仕込場・厨房を仕切る男性がサッと出してきた。

サッと火を通したアサリが実に美味い。
味付けをあえて薄めに仕立て、アサリの滋味をそのまま食すイメージ。

この男性は、親方の弟。
見ていると、さすが兄弟というべき阿吽の呼吸。
つけ場と仕込場・厨房が実にスムーズに連携している。

当たり前のように聞こえるかもしれないが、この店ほどの連携ぶりはなかなか見られない。
親方が言葉を発せずとも、ベストのタイミングで出てくる、そういう呼吸なのだ。

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白髪ネギの下には、クエが潜む。

しっかりした弾力を持ち、白身魚らしい香りを漂わせる。
それでいて、甘い脂を多量に蓄えている。

うん、さすが本クエ。

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子鮎の焼き物。

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梅の茶碗蒸し。
一旦、ここで口がさっぱりしていい。

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カマスの焼き物。

新生姜の角切りは添え物ではなく、必須。
カマスと一緒に食べると、香りといい、何とも良い加減。

食べログの点数も高い店だが、緊張して鮨をつまむ、なんて客はいない。
親方以下、スタッフの接客はとても柔らかく、少しも緊張を強いない。

弟さんが仕切る厨房は広く、料亭並みに調理器具を充実させている。
煮物・焼物・揚物と何でも対応し、客のリクエストも聞く。

重要なのは、かといって鮨屋か居酒屋か分からない店ではないこと。
地元常連を中心に柔軟に対応するが、親方にはたしかに凛とした鮨職人の振る舞いがある。

昨今は「お任せ一本」で、軽い緊張感を尊ぶような店もあるわけだが、
決して安っぽくはない店で、銘銘が好きなように楽しむ。

良い風景、良い時間。

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なんて写真だ・・・。

かき揚と蓮根の天ぷら。

さあ、握ってもらいましょう。

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鯛。

こなれた旨味のある、少し寝かせた鯛。
鮮度悪くてモチャ、っとは違う。

酢飯は白酢で、塩梅は優しめ。
かといって甘ったるくない。
この辺りが、昨今の「関西らしい」酢飯基準と思う。

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海胆。

掛けられた鯛の出汁ジュレとの相性が抜群で美味い。
鯛の旨味が凝縮された感だが、実に品があり、海胆と喧嘩しない。

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平目。

ちょこんと乗った肝が良いアクセント。

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ツバス。

実にキレイな身だ。

成魚ブリは、脂が強すぎて刺身では美味くても、握りはどうかと思う時がある。
その点、美味いツバスは最高かもしれない。

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蒸し鮑。

芳醇な香りが漂ってきたかと思うと、鮑の登場。

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鮑肝をまとった酢飯が美味い。

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トロ。

ヅケにして5日。
妖艶な舌触りに、少しスモーキーに感じる香り。

いやあ、美味い。

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剣先イカ。

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「あえて赤身は生」とは親方の弁。

生のインドマグロならではのきめ細かい舌触り。

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シンコ。

4枚付けだっただろうか。
この儚い味がたまらない。

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コハダ。

最初は緩めかと思ったが、ふた噛み目から酢の良い香りが立ち上がり、
食べ終わってみると実に良い塩梅。

なんとも憎い締め加減。

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蝦蛄。

さすがは泉州といったところか。
カツブシもみっちり詰まり、さりとて身はパサパサではなく、しっとり。

美味い。

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海胆。

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玉子焼。
この店も、あえてすり身を用いない。

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煮穴子。

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干瓢。

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赤出汁。

「お椀だと多いでしょう」とあえて湯飲みで。
大きなジュンサイが美味い。

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最後は、梅のアイスクリームでさっぱりと。

最初から最後まで、どんなに忙しい時間でも、
親方と弟さんは微笑を絶やさなかった。
自ら実践し、若い衆にも教え込んでいるようで、ホールスタッフにも徹底されている。

客の話に付き合う時はもちろん、切り付けや握っている時もその姿勢は変わらない。
これが白々しい、押し付けがましい笑顔なら興醒めだが、
自然なのだから、何とも居心地がいい。

やけに気の合う兄弟鴎。
泉大津には、熱い血をもった兄弟船がたしかにあった。

【訪問時期:2014年7月上旬】

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コメント
9392: by 明るい農村 on 2015/01/05 at 06:04:13

味よし、雰囲気よし、支払いよしの三拍子揃ったお店はなかなかないんですが、ここは三拍子揃ってますね。

9393:Re: タイトルなし by ま~くん on 2015/01/05 at 12:14:20

>明るい農村さん

コメントありがとうございます。

見事な三拍子でしたね。
また行きたいです。

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