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ズーッと凄いことになりそう・起こりそう、と言い続ける。

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Fujiya 1935 (現代スペイン料理:堺筋本町) 星の功罪

どうも、初代テニスン男爵アルフレッド・テニスンです。
いまだかつて一度も敵を作ったことのないような人間は、決して友人を持たない。

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不思議な縁で、幸運なことに、とある食事会に招待された。

色々考えたが、それがマシュランの持ち味といえば持ち味。
感じたままで書かせていただくことにする。

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店は、Fujiya 1935。
イノヴェーティブ(現代スペイン料理)の有名にして高評価の店。

最新のミシュランガイド2014年版での評価は三つ星。
Hajimeが二つ星に降格し、フレンチ・イノヴェーティブ部門では大阪唯一の三つ星だ。

入口はやたら暗いが、フロア自体は明るく開放的。
調度や接客を含め、緊張を強いるのではなく、親しみやさを感じる。

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ジビエでも出てくるのだろうか。
有名高級店だけに、素材だけでもどんなモノが出てくるか楽しみ。

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これが本日のメニュー。
なるほど、脱構築まではいかないだろうが、イノヴェーティブを感じさせる語句が散見される。

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スパークリング・ワインで乾杯。

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横に置かれた水。

大津・石山寺近くの循環しない湧き水だという。
そう言われれば、口当たりが柔らかく、まろやかなような・・・。

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まず、三種がテーブルに置かれた。
チーズボール、玄米とムカゴのアンチョビソース、気泡を含ませたパン。

手で食べる、というコンセプト。
この辺り、「五感で味わう」L'ESGUARD (レスグアルド)の影響か。
そういえば、以前はもう少し脱構築寄りのエル・ブジ的料理もあったらしい。

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チーズボール。
チーズの香りが結構強い、という以外の感想が思いつかない。

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気泡をたくさん含ませた栗のパン。
たしかに、モチモチのパンが、気泡によってフッワフワ。

ムカゴはシンプルな素焼きといった味だったが、
アンチョビソースはどこに潜んでいたのだろう。

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ここで白。

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子持ちの鮎と万願寺唐辛子。
コンフィされた鮎が緑に包まれている。

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クレソンと何かのソースはコクも感じられ、美味しい。

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万願寺唐辛子には、雄鮎の内臓ペーストが詰められている。

かつての新日本プロレス・闘魂三銃士とは、橋本真也、武藤敬司、蝶野正洋。
まさに、橋本・武藤・蝶野のバトルロイヤル。

万願寺、内臓、ソースが正面切って喧嘩しているように感じるのだ。

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しっかりと火の入った鮎は少し固く、焦げによる苦味が強い。
ソースと好相性とは、私にはまったく思えない。

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白海老と数種類のお豆。
カダイフで挟まれており、ミルフィーユのようにスプーンで食べる。

パリパリと音を奏でるカダイフ。
音、食感、香ばしさを楽しむのだろう。
ひたすらバラバラになっていくのだが・・・。

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メイン食材の白海老はあっさりした甘みで、淡白な味わい。

香ばしいカダイフに挟まれ、薫る豆たちを押さえ込む力強さはないと思うだけに、
全体的に優しすぎるというか、少しピンボケした一皿に感じられる。

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続いて白。

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木箱が2つ運ばれる。

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大きい箱にはパンが入っている。
下に熱した石が敷かれ、温かい状態で保たれる。

たしか、パンは吹田のル・シュクレ・クールから、と言っていたような。

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バターは、胡麻のバターと、飛騨高山の無塩バター。

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渡り蟹と丹波の黒豆、ミモレットのスパゲッティ。

泉州の渡り蟹は十二分な甘みとコクを備えており、濃厚なソースに仕上がっている。

散らした黒豆の食感は邪魔に思えなくもないが、
濃厚な蟹の風味を程よく中和してバランスを保つ。

うん、美味しい。

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スパゲッティはリングイネかな。
アルデンテより少し柔らかめの茹で上げと感じる。

ソースとの絡みは上々で、食後の皿もキレイな美しいスパゲッティ。

ただ、スペイン料理ですよね・・・。

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ここで赤。

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鴨胸肉、原木椎茸、ザクロ。

これが置かれた状態だが、中々シュールなw

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マッシュルームのソース(?)を掛けられたところで向きを変えてみた。

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鴨肉の火入れはかなりのレア。

私はもう少し火を入れたものが好みだし、表面をしっかり焼いて、
中とのコントラストを際立たせたほうが好みだ。

そして、少しではあるが、クセを感じた。
ラ・クッチーナで食べたコルベールに感じた「野生の滋味」ではなく、
ネガティブなクセの方向を。

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加えて、塩が緩い。

フォアグラとビーツのムースが添えられているのだが、
ビーツが甘さを発揮してくるからこそ、鴨の塩が緩いと、
全体がちょっとボケてくるという感が否めない。

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う~ん、椎茸は香りも味も弱い。

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甘酸っぱいザクロは口直しにとても良かった。

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デザートはまず、温かい葡萄と冷たい葡萄。

温度の差を楽しんでください、とのこと。

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ピオーネが温い程度で、温度差の恩恵をあまり感じられないが、
これ自体はとても美味い。

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焼き栗。

一瞬、テーブルが焦げ臭くなったので、誰か喫煙を強行したのかと思ったら、
焼き栗だった。

ふ~ん・・・。

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栗のプリン、ラム酒風味のコーヒーゼリー。

栗の風味を如何なく活かしたプリン。

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栗プリンの甘みとコクが野放図にならないようコーヒーゼリーが上手く立ち回る。

素晴らしい、とても美味しい。
10個ぐらい買って帰りたい、と思わず口走ってしまった。

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食後酒は、シェフの母上特製の果実酒。

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私は梨をチョイスしたが、凝縮された凄いインパクトのある味。

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最後はエスプレッソ。

高級食材が目立つわけでもなく、唸るような技法があるわけでもない。

むしろ、調度といい接客といい、親しみやすさが信条に思える。
肩肘張らず、現代スペイン料理とやらに触れる、というもの。

が、ミシュラン星獲得店に多くがそうなったように、
最近になって値上げしたようだ。

そうなってくると、皿と値段との乖離が強まってくるのではないだろうか。

ミシュラン三つ星。
レストランにとって、最高の栄誉の1つであることは間違いないだろう。

ただ、星は罪にもなりかねない、そういうことを感じてしまった。

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コメント
8465: by アルティマ on 2013/12/24 at 01:46:44

フィルムだのカプセルだの食べた記憶があります
あれじゃ身体はできないので
私はネタで1回での店になりました

8467:Re: タイトルなし by ま~くん on 2013/12/24 at 11:31:54

>アルティマさん

コメントありがとうございます。

めっちゃ前衛の時代があったんですね。
エル・ブジ流は、今日のヨーロッパでもまだ流行っているのでしょうか・・・。

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