タグ:阿倍野 のエントリー一覧
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松寿司 @その88 (鮨:阿倍野) ブリ・赤貝
どうも、ジョン・ラスキンです。おおむね大きな誤りの底には高慢があるものである。 突き出しは、のれそれ。舌触りが滑らかで、何とも良い食感の穴子稚魚は、麺仕立てで喰うと美味い。 豪華海鮮塩辛も試作品段階から食べてきたが、随分と洗練されたと改めて思う。 早速、握ってもらおう。1カン目はカスゴからだ。皮目が柔らかく、幼き真鯛の魅力をすべて堪能する。コハダの幼魚・シンコと同じ方向性、儚い美味さを...
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松寿司 @その87 (鮨:阿倍野) 金目鯛
どうも、ウィリアム・ヘイズリットです。自賛してみるがいい。自分を称讃する愚者どもを間違いなく見つけるだろう。 突き出しは、海鼠。 明石の真鯛。何とも言えぬ独特の旨味に、サラリとした脂。芳しい香り。美味い魚だなあと、しみじみ思う。 ヨコワが美味い。炭火の焼霜、皮目がたまらない。 千葉で揚がった鯖を浅めに締め、少し炙る。脂もしっかり乗り、身質も良く、美味い。 特製の豪華塩辛を舐め、...
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麺屋彩々 昭和町本店 @その2 (ラーメン:昭和町) 大阪屈指の人気店で改めて「塩ラーメンの難しさ」を感じた
どうも、ジョージ・ハーバートです。我々が苦痛を我慢すればするほど、残虐性はいよいよ強まる。 大阪屈指の人気店「麺屋彩々 昭和町本店」。雨降る日、余裕を持って到着でポールポジション。しばらくすると、次々と人がやって来る。開店時にはテーブル席も含めて満員。たしかに人気店だ。 前回の訪問は、もう7年も前のこと。店はまだ針中野にあった。その時は、鶏白湯の白鶏醤油らーめんを食した。それなりには...
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松寿司 @その86 (鮨:阿倍野) 青ばい貝
どうも、孔子こと孔丘仲尼です。不善人と居るは鮑魚の肆に入るが如し。 突き出しは、牡蠣の漬け込み。 明石の真鯛と平目。寒くなってくると平目は俄然美味くなる。されど食べ比べると、鯛は美味い魚だなあと改めて思う。真鯛は白身の王であり、関西の誇り。 親方が「珍しいのが入ったので」と出してくれた酒。ネットで10万以上のプレミアムを乗せて売っている店もゴロゴロある。口当たりは柔らかく、口中で広がる香りが素晴らしい...
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松寿司 @その85 (鮨:阿倍野) 生蝦蛄
どうも、フリードリヒ・ハインリヒ・ヤコービです。木に樹脂がぴったりとくっついているように、愚者には思い上がりと高慢がつきものである。 突き出しは、牡蠣の漬け込み。 生の蝦蛄。いつ以来の再会だろう。日本各地で蝦蛄の水揚げが激減、揚がっても型が小さすぎて、使えなかったという。ネットリとした舌触りに、適度な歯応え、濃密な甘み、すべてが美味い。 鰯のツマミ。今年は鰯が肥えている期間が長く...